【ハツカネズミの語源・由来】寿命は20日ではない

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こんにちは。由来系ライターのSAITOです。

 

「ハツカネズミ」とは、ネズミ目(齧歯目/げっしもく)ネズミ科ハツカネズミ属の一種です。今回はこのハツカネズミの由来・語源について解説していきます。

 

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ハツカネズミの由来:妊娠期間が20日説が有力

 

ハツカネズミの由来には以下のように諸説あります。

 

  • 妊娠期間が20日程度であることに由来する説(17日程度の場合もある)
  • 20日程度で性成熟することに由来する説(性成熟にはオスで1ヶ月程度、メスで2ヶ月程度かかる)
  • 生後20日で体長が大きくならないことに由来する説
  • 噛まれても痛みを感じない「甘口(あまくち)」なネズミ「甘口鼠」を「廿日鼠(はつかねずみ)」と写し間違えた説

 

SAITO
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諸説ありますが、一番目の妊娠期間が20日説が有力とされています。他説は他のネズミを指すとの指摘も。

 

ハツカネズミの生態

 

体長6~10cm、尾長5~10cmと小型で世界中に分布するネズミです。

 

耳は大きく、白色のイメージが強いですが、実際は灰色・黒色がほとんどです。人家に住み着きますが、野原で暮らす種も存在し、中央アジア、西アフリカに分布しています。

植物の種子・穀類を好みます。

 

SAITO
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日本でもハツカネズミを含む「ネズミ」は古来から農業の障害でした。その障害を取り除いてくれたのがみんな大好き「猫」です。猫の由来も合わせてどうぞ。

 

 

生息

 

春~夏は屋外で過ごし、冬は屋内に侵入します。乾燥には強い方で、狭い場所を好みます。物陰に楕円形の巣を作るとされ、布・紙などの柔らかい人工物を細かく裂いて作ります。

 

繁殖

 

繁殖期は春と秋で年に6~10回分娩し、1回に6匹程度を生みます。

 

寿命

 

平均寿命は1年で、環境を整えると2年半は生きるとされます。しかし、猫、キツネ、フクロウ、タカなど天敵が多いため、平均寿命は半年足らずです。

 

人との関わり

 

「実験動物」として利用されるほか、ペットとして飼われるケースも多いです。

 

まとめ

 

ハツカネズミの由来は諸説ありましたが、有力なのは妊娠期間が20日説でしたね。
体長は小さく、寿命は1~2年程ですが、繁殖力が強く、放置すると爆発的に増殖しまいます。

 

SAITO
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ネズミのこのような繁殖力の強さから「ネズミ算」という言葉が誕生しました。

 

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